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藤堂三河守影盛が石清水八幡を勧請したのと同時に、一株の藤を社内に移し植えて子孫繁栄を祈願しました。願いはかなって、高虎という傑人を生み、子孫は末永く栄えました。在士の宮の氏子もその恩恵に浴して村は潤い盛んとなりました。
5月上旬になると、村の若衆により「花切り」の行事が行われます。これは、毎年12連の藤の花房を桐箱に収めて、藤堂家に贈る習慣として続いています。